ポメラニアンの特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ポメラニアンの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^
特徴
ポメラニアンはジャーマン・スピッツやサモエドが元祖とされています。
平均体重は2kg~3kgの超小型犬です。
愛犬家で有名なビクトリア女王もポメラニアンを大変可愛がっていたそうです。
中型だったポメラニアンを5kg程まで小さく作り上げたのはビクトリア女王とも言われています。
ポメラニアンは小さい頭に丸い大きな目、背中に向けて巻いている尻尾とフワフワな毛が特徴です。
もともとは中型犬だったため、小型犬としては少しサイズが大きくなる個体もあるみたいです。
三角形の小さい耳は前方に直立していています。
毛色はブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、オレンジ・セーブル、ウルフ・セーブル、ビーバー、ブルー、ホワイト、パーティ・カラー、ブラック・タン等です。
毛はダブルコートで顔の周りや胸毛は長く、暖かい毛を持っていますが屋外で飼うのは向かない為、室内で飼うようにしましょう。
小柄ではありますが活発なポメラニアンは毎日運動させてあげるようにしましょう!
短めの散歩、室内でオモチャを使った遊びでも十分です。
性格
ポメラニアンは人間や他の犬にもフレンドリーに接することができます。
活発で遊びも大好きなので、毎日欠かさず遊んであげるといいでしょう。
また、注意深い性格なので物音などがれば吠えて不審者を教えてくれる勇敢な一面も持っています。
知らない人には神経質になりなってしまうこともあります。
ポメラニアンは多頭飼いにも向いているので、たくさん犬に囲まれ生活したい人にもおすすめです。
お手入れ方法
ポメラニアンはもつれやすい毛なので十分なお手入れをする必要があります。
毛の量が多いので夏の暑さにも注意が必要です。
抜け毛を放っておくと通気が悪くなり、皮膚病の原因にもなります。
健康の為にも、きちんとブラッシングは行うようにしましょう。
シャンプーの目安は月1回ほど、夏場は2回程度です。
必ずペット用のものを使用して下さい。
かかりやすい病気
流涙症(涙やけ)
涙を排出する涙管が詰まることが原因で、涙が多く出たり、湿疹などが起こってしまう病気です。
涙が原因で、目の周りの毛が変色した状態を涙やけと言います。
涙やけの治療には現在下記のような目薬タイプのお薬が使われています。
もちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、薬に関しては通販などでも購入することができます。
通販サイトでは動物病院が嫌いなペットが何度も通院することなく治療ができます。
涙やけのお薬⇒
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨(膝のお皿)が外れた状態を膝蓋骨脱臼と言います。
症状は痛さから、足を引きずったり、足に違和感を持つようになります。
外傷性と先天性があり子犬の時から発症している場合もあれば、発育にともなって発症する場合もあります。
フローリングなど滑りやすい床で足を痛めることもあるので注意しましょう!
レッグペステル症
原因が不明な疾患で遺伝が関係しているとも言われています。
太ももにある骨と骨盤を結ぶ大腿部の骨が壊死してしまう疾患です。
成長期の小型犬・超小型犬に多く認められる疾患です。
遺伝子検査などで早期発見することが出来るようななので、足を引きずったり、食欲の低下・股関節を触るのを嫌がる・血液が止まりにくい場合などは速やかに獣医の診察を受けましょう。
肘関節形成不全
前腕部と上腕部を連結する肘関節に異常がみられる状態のことです。
異常があると関節が噛み合わなくなり、痛みや運動障害を引き起こしてしまいます。
遺伝や骨が成長する4ヶ月齢から10ヶ月齢の時に機械的ストレス(激しすぎる運動、落下、急激な体重増加など)が原因で発症します。
症状としては“歩き方がおかしい”・“運動を嫌がる”・“前脚の形がおかしい”・“肘を曲げるのを嫌がる”・“肘関節の腫れ”などがあります。
症状が進行すると重度の跛行を示します。
年齢や状態によって外科手術を行う場合もあるので、様子がおかしいと思った場合は直ぐに獣医に診てもらいましょう。
偽クッシング症候群
ポメラニアン独特のホルモン失調性皮膚病です。
脱毛した後に色素沈着斑となります。
原因は遺伝性の疾患と言われています。
水頭症
水頭症は脳脊髄液が異常に増え、脳が圧迫されて発症する病気です。
鼻腔が短い小型犬によく見られますが症状としては“元気がない”“歩き方がおかしい”“転びやすい”“異常な興奮状態”“眼球が圧迫され、目が外側を向いてしまう”などです。
先天性である、遺伝などの場合は予防することが難しいですが少しでも異常を感じた場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。