ビションフリーゼの特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ビションフリーゼの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^
特徴
真っ白なフワフワな毛と大きなアフロヘアが特徴的です。
ルネッサンス時代にイタリアからフランスに持ち込まれ、上流階級の愛玩犬として可愛がられてきました。
1970年代にアメリカのケンネルクラブに公認されました。
その後は毛並みを生かした可愛らしいカットスタイルが注目を浴び、人気犬種の仲間入りをしました。
ビジョンフリーゼは巻き毛のトップコートを持つダブルコートです。
下毛は絹のように柔らかいので細かくブラッシングすることでフワフワな、ぬいぐるみのようになります。
平均体重は6kg前後の小型犬です。
毛色は純白に限り、子犬の子の頃はわずかにフォーンやタンが色ずくこともありますが成犬になると、ほとんどが純白になります。
性格
ビションフリーゼは遊び好きで社交的です。
初めて会う人間や動物に対してもフレンドリーに接することが出来ます。
そして愛情深く、家族と多く時間を過ごすことを好みます。
なるべく一緒に過ごしてあげる方がいいでしょう。
人見知りが極めて少ないとも言われているので番犬には向いていないでしょう。
それでも周囲に気を遣う性格でもあるのでストレスが溜まらないようにしてあげるといいでしょう。
ビションフリーゼは甘え上手でもあるので、甘やかしすぎないよう、しつけを行うことが大切です。
お手入れ方法
小型犬ではありますが体力もあり、体もしっかりしています。
毎日、充分な散歩や運動量を与えるようにしましょう。
ただ毛量が多いので夏の暑い時期の長時間の散歩は避けた方がいいでしょう。
ビションフリーゼと言えば『パウダーパフ』カットが有名ではありますが、ふわふわスタイルを作れるのもビションフリーゼだからこそですね。
きちんと手入れをすることでフワフワを保つことが出来ますが、手入れをしなければベッタリとボリュームが出ないスタイルになってしまいます。
少なくとも週3回、できることなら毎日ブラッシングを行い下毛に空気もいれてフワフワにしてあげましょう!
綺麗な毛並みを保つためにもブラッシング、月1のトリミングはしてあげたいですね。
かかりやすい病気
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨(膝のお皿)が外れた状態を膝蓋骨脱臼と言います。
症状は痛さから、足を引きずったり、足に違和感を持つようになります。
外傷性と先天性があり子犬の時から発症している場合もあれば、発育にともなって発症する場合もあります。
フローリングなど滑りやすい床で足を痛めることもあるので注意しましょう!
外耳炎
垂れ耳のワンコがなりやすい病気です。
通気も悪く、湿気などで衛生状態が悪いと炎症が起こります。
イヤークリーナーを使って定期的に掃除してあげる必要があります。
犬はピンポイントで耳を掻くことが出来ないので注意してあげましょう!
外耳炎・中耳炎の予防には現在下記のような耳用の消毒液が使われています。
もちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、薬に関しては通販などでも購入することができます。
予防薬なども揃っていますのでチェックしてみるのもいいですね。
耳の消毒液⇒
尿石症
尿石症は人間にも起こる病気ですが犬猫にとっても珍しい病気ではありません。
もちろん犬猫にとっても痛い尿石症なのです。
尿石症は腎臓・尿管・膀胱・尿道のどこかに結石ができる病気です。
症状は、おしっこの時に痛がる・頻尿になる・血尿になる・おしっこが濁っている・食欲がなくなる等です。
尿石症は主に2種類あります。
ストラバイト結石
若いワンコに発症しやすく、尿がアルカリ性になっている。
ワンコの尿石症の60~70%がストラバイト結石と言われています。
シュウ酸カルシウム結石
高齢のワンコに発症しやすく、尿が酸性尿になっている。
ストラバイト結石の食事療法を長期間行行うことで発症してしまうことがあり、少し厄介。
また、再発率が高いことも特徴です。
結石の原因はミネラルバランスの悪い食事やタンパク質の多い食事をしていることが原因でもあります。
治療法は基本的に食事療法が中心となります。
レッグペステル症
原因が不明な疾患で遺伝が関係しているとも言われています。
太ももにある骨と骨盤を結ぶ大腿部の骨が壊死してしまう疾患です。
成長期の小型犬・超小型犬に多く認められる疾患です。
遺伝子検査などで早期発見することが出来るようななので、足を引きずったり、食欲の低下・股関節を触るのを嫌がる・血液が止まりにくい場合などは速やかに獣医の診察を受けましょう。