ウィペットの特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ウィペットの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^
特徴
ウィペットはスラっとした容姿からもわかるようにグレーハウンドを先祖犬とするハウンドドッグです。
もともとはウサギを追わせるレースに出す為に“足の速い犬”を生み出そうということで改良されたのが始まりです。
グレートハウンドとホワイトテリア、マンチェスターテリア等を交配させることでウィペットが誕生しました。
ウィペットの特徴は無駄のない骨格と筋肉。
痩せていて弱く見えるわけではなく、しなやかな体つき、細いながらにも筋肉もしっかりついているので美しさを感じる魅力的な犬です。
短毛種ではありますがツヤがある被毛が、とても美しいです。
半たち耳で体高は約50センチ程。
平均体重は3kg前後の中型犬です。
性格
スレンダーで機敏な動きをする足の速いウィペット。
性格はキツそうだと思われがちですが、とても穏やかな犬です。
静かで落ち着きもあり、吠えないのではないかと誤解されるほどです。
家族への愛情も深く、服従心もあります。
知らない人や、他の犬への攻撃性も少なく社交的で争いを嫌います。
しつけがしやすいのでウィペットは家庭犬としても、とても飼いやすいと言われています。
よきパートナーとして幸せな生活をすることができます。
お手入れ方法
ウィペットは走る事が大好きな犬です。
散歩は毎日30分~1時間程、出来れば小走りや軽いジョギング・引き運動などを交えて行うといいでしょう。
ドッグランへ連れて行ったりすると喜びます。
ただ頭が小さいウィペットですから首輪が大変抜けやすくもあります。
ウィペットやイタリアングレーハウンド向けの幅が広い柔らかい素材の首輪か、胴にしっかりと巻きつくタイプのものがいいでしょう!
しつけについては優しい性格なので、行き過ぎたしつけは傷ついてしまい信頼関係を築くのが難しくなるので注意しましょう。
ウィペットは短毛で被毛の手入れは楽です。
獣毛ブラシを使ったブラッシングと蒸しタオルで時々拭くだけでも十分です。
寒さには苦手なので冬場の散歩は暖かい服を着せると共に冷え込みが厳しい時間帯などの散歩は避けた方がいいかもしれません。
室内でも温度調整を行うとともにブランケットや毛布などで温かくしてあげましょう。
かかりやすい病気
ウィペットは遺伝病が少ないとは言われていますが、中高齢以上になると眼病にかかりやすいので気を付けましょう。
白内障
目の中にある水晶体が濁り、視力が低下する病気です。
病気が進行すると目が白くなるため、目視で確認することもできます。
白内障は加齢に伴い、ゆっくりと進行するものもありますが若い年齢で発症する遺伝的素因によるものの方が発生率が高いです。
お薬で治すことは出来ませんが、進行を遅らせることができます。
白内障の治療には現在下記のような目薬タイプのお薬が使われています。
もちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、薬に関しては通販などでも購入することができます。
通販サイトならば処方箋なしで購入が出来るため、病院が開いてる時間帯が合わないといった問題もありません。
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脂漏症
ウィペットは寒さに非常に弱く抵抗力が落ちたところに多湿が加わることで脂漏症などの皮膚病を発してしまう場合があります。
脂漏症は【マラセチア皮膚炎】とも呼ばれ、マラセチアという常在菌が活発になることで起きる皮膚炎です。
脂っぽくなったり、ベタついたフケが出て痒くなるタイプと、乾燥して皮膚の表面がカサカサになるタイプがあります。
脂漏症の場合はシャンプーも専用のものがあるので、変えてあげる必要があります。
シャンプー以外に食事が原因で発症する場合もあるのでドッグフードの見直しもする場合があります。
脂漏症の治療には現在下記のようなシャンプーも使われています。
もちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、シャンプーに関しては通販などでも購入することができます。
痒そうにしていたら自宅でも直ぐにシャンプーしてあげれるので人気です。
マラセチア皮膚炎治療のシャンプー⇒
骨折
骨が細く、骨折しやすいので衝撃を与えるような高いジャンプなどにも気を付けた方がいいでしょう!
ウィペットは時速60kmものスピードで走りますので急停止の場合も足腰への負担は大きいです。
そして真っすぐ走る事は得意としていますがカーブの時は重心が偏ることで骨や関節、靭帯に負担もかかるので注意しましょう。
耳介脱毛症
ウィペットに起こりがちな遺伝性の疾患です。
ホルモンのバランスが崩れることによって耳の後ろの毛が抜けてしまいます。
遺伝性なので治療方法は現在見つかっていません。