ミニチュアブルテリアの特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ミニチュアブルテリアの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^
特徴
ミニチュアブルテリアはイギリス原産でブルテリアを小型化した犬種です。
闘犬として改良され、ネズミ狩りの犬種としても知られています。
闘犬が廃止されたことにより、ペットとして飼いやすくする為にブリテリアに同じく、ブルドッグから作り出された“スタッフォードシャーブルテリア”という犬種の血を加え、小型に改良され“ミニチュアブルテリア”が誕生しました。
一般的に出回っているのが少なく見かけることも少ない犬種ではありますがドッグショーなどで注目を集め、近年ミニチュアブルテリアの人気が高まっています。
体の特徴は、骨がしっかりとしていて筋肉質でとてもガッチリした体型をしています。
他の犬種にはないユニークな卵形の顔も特徴的です。
目が三角でつぶらなので、可愛らしいですよね♪
平均体重11kg~15kgの中型犬です。
ミニチュアブルテリアはホワイトとカラードがあり、ホワイトは白い被毛で頭部に大きな斑があるのは良いこととされています。
カラードの場合、ホワイトよりも色のついた部分が優勢であることが好ましいとされています。
性格
ミニチュアブルテリアは遊び好きで物おじせず、家族を喜ばせようとするサービス精神にあふれている犬種です。
ただ気が強く、頑固な一面も持ち合わせていますが、しつけには従います。
楽しいことが大好きで、気を許した相手の前だとおどけたような仕草や表情を見せることもあるので、そういう一面がミニチュアブルテリアのファンの心を魅了しているんかもしれません。
マイペースで愛情深く、寂しがり屋でもあるますので一緒にたくさん遊んでコミュニケーションをたくさんとってあげましょう。
家族に対しては情愛が深く、家の子供に対してもフレンドリーです。
お手入れ方法
しっかりした体を持つ中型犬なので、毎日しっかりとした散歩が必要です。
走ったりする必要はありませんが1日30分以上、出来れば1時間くらいは散歩に連れていきましょう!
闘犬気質から知らない人や動物に攻撃的になることがあるので、幼犬期は社会性を持たせることが大切です。
噛み癖に悩む飼い主が多い犬種ですが、厳しく注意しても逆効果!
愛情をかけてあげればとても従順に育ってくれます。
毛質は短毛種で、ザラザラした肌触りをしています。
被毛は厚くないため、ブラッシングは週に1度くらいで十分ですが、寒冷地では夏以外は衣類を着せることも良いでしょう。
かかりやすい病気
ミニチュアブルテリアに起きやすい遺伝病として、水晶体脱臼という眼病が知られています。
水晶体脱臼
目には水晶体と呼ばれる気管があり、水晶体が正常な位置から外れてしまった状態のことを言います。
原因は遺伝性・眼球打撲・外傷性に起こる場合もあります。
その他にも、眼球内の腫瘍・炎症・白内障・緑内障に続発して起こる場合もあります。
症状は瞳孔の一部の水晶体が欠けていたり、虹彩や水晶体が小刻みに揺れているといったものが基本です。
目を気にするような仕草を見せることもあり、肉眼で確認することが出来るので、瞳の中に違和感をもった時は獣医の診察を受けましょう。
ブルテリア種に比較的多い遺伝病としてもう一つ、聴覚障害があります。
聴覚障害
聴覚障害も遺伝性の病気のひとつです
白いブルテリアに多く、ホワイトの血統を入れたダルメシアンから導入されたパイボールド遺伝子が原因と推定されています。
ブルテリアにおいても、ホワイトのものは聴覚障害を持つ個体がおり、左右どちらかの難聴から両耳の完全無聴覚など、程度の差も幅があります。
お迎えする子犬の家系に遺伝性の病気を発症している子がいないか必ず確認するようにしましましょう。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨(膝のお皿)が外れた状態を膝蓋骨脱臼と言います。
症状は痛さから、足を引きずったり、足に違和感を持つようになります。
外傷性と先天性があり子犬の時から発症している場合もあれば、発育にともなって発症する場合もあります。
フローリングなど滑りやすい床で足を痛めることもあるので注意しましょう!
チェリーアイ
チェリーアイは第三眼瞼が外に飛び出してしまった状態の事です。
炎症を起こして腫れあがった第三眼瞼がサクランボのように見える事から「チェリーアイ」と呼ばれています。
飛び出した第三眼瞼が角膜や結膜を刺激する事で角膜炎や結膜炎を引き起こします。
この病気は先天性と後天性に分類され先天性の場合は結合組織によって繋ぎとめる力が弱くなります。
後天性の場合は、目やその周囲に外傷を負っている場合や、目の奥に腫瘍がある場合にみられます。
症状としては目を擦ったり、瞬きの回数が増えたり、涙が流れたり、充血します。
治療法は飛び出した第三眼瞼が小さければ抗炎症薬の点眼などです。
あとは外科手術による整復手術が必要となります。