ニューファンドランドの特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ニューファンドランドの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^
特徴
日本語では、その長い名前を短く縮めた【ニューファン】と呼ばれているニューファンドランドです。
カナダのニューファンドランド島からその名が与えられた超大型犬です。
ニューファンドランドの寿命は7年から10年ほどと、小型犬や中型犬と比べると短命になります。
救助犬として活躍している事もあり、頭が良く、命令をすぐに覚えて行動に移す事ができる優秀な犬です。
ニューファンドランド島は、世界屈指の好漁場としても名高く、水中回収犬として猟師の仕事を助けたり、海で遭難した猟師を救ったりと、ニューファンドランドの特徴が存分に活かされ、人間の生活に密着して暮らしていました。
現代でもたくさんのニューファンドランドが、世界中の海の海難救助犬として、人を助ける仕事を請け負っています。
体重は68kg前後の超大型犬です。
ニューファンドランドの毛色にはブラック、ブラウン、ホワイト&ブラック(ランドシーア)の3色があります。
性格
ニューファンドランドは見た目も優しそうですが、性格もやはり温厚で大人しい犬です。
レスキュー犬として活躍するほど賢く、学習能力が高いので、必要な時にだけ吠えるという事ができる犬種です。
信頼している飼い主さんや家族に対しては、甘えん坊なところを見せてくれる可愛いところがあり、社交的なので家族以外の人や知らない犬ともすぐに仲良くなろうとします。
ニューファンドランドは、体は大きいですが、いつも家族といたい甘えん坊です。
お手入れ方法
身体は大きいものの、陸上では運動不足になりがちなニューファンドランドです。
1回1時間以上の散歩を1日2回以上行ってあげるようにしましょう!
泳ぐのが大好きな犬ですから泳ぐ機会をこまめに与えてあげたいものです。
極寒の地で誕生した経緯から、寒さには強いですが夏の暑さや日本の湿度は苦手です。
エアコンを利用して温度管理をし、夏場は水浴びや水泳をさせると喜びます。
被毛の手入れは時間がかかると言われています。
アンダーコートは放っておくと、カチカチに固まってしまいますので、まめにコーミングとブラッシングを行いましょう。
少なくとも週に2~3回、できれば毎日ブラッシングやコーミングをしてあげる必要があります。
かかりやすい病気
ニューファンドランドは大型犬や超大型犬で起きやすい心臓疾患があります。
拡張型心筋症
心臓を構成している筋肉が正常に動かなくなり、血液が充分に全身へ行き渡らなくなる病気です。
原因は不明とされており加齢とともに発生率も高まると言われています。
症状としては咳や呼吸困難・失神が見られ最悪の場合には突然死することがあります。
治療によって症状の軽減や突然死を防ぐこともできます。
手遅れというケースが多いので、動物病院で定期検診を受けることをオススメします。
僧帽弁閉鎖不全症
心臓は4つの部屋に分かれており心臓内には血液が逆流しないように、左心室と左心房を区切っている2枚の薄い弁が僧帽弁です。
僧帽弁閉鎖不全症は僧帽弁が閉鎖せず左心室から左心房に逆流してしまう病気です。
原因として、もっとも多いのは加齢によるものですがキャバリアは遺伝的になることが多いと知られています。
キャバリアは遺伝子疾患であるため、早いと生後1~2年頃から起こり6才以上になると全体の6割以上がかかっていると言われています。
症状としては“散歩の距離が短くなった”・“元気がない”・“咳をする”・“直ぐに息切れをする”・“発作を起こす”などです。
歳だから?と思わず様子がおかしかったら獣医に診てもらいましょう。
定期健診を受けることで早期発見もできるので、最低でも1年に1回は健康診断を受ける方がいいでしょう。
股関節形成不全症
太ももの骨と骨盤とを結合する股関節の形が先天的に異常な状態をいい、股異形成とも言われています。
子犬の頃は症状が見られず半年頃から以上が見られるようになります。
症状としては、歩行時に腰が左右にゆれたり、運動を嫌ったり、スキップのようなしぐさをするようになります。
原因は遺伝だったり、成長して股関節に力が加わると骨盤の形成に影響があるとのこと。
常に愛犬の様子を見て少しでも様子がおかしい時は医師の診断を受けましょう。
胃捻転
胃捻転はなんらかの原因で胃が捻転してしまい、胃の内容物が発行し、発生したガスが胃をパンパンにするほど充満して、その胃が捻転する状態です。
捻転することによって胃は、周りの臓器を圧迫します。
圧迫された臓器は壊死してしまうなど全身に影響を及ぼし、最悪のケースでは死に至ることもあります。
胃捻転を起こした場合には直ぐに処置をしないと、なかなか助からない緊急性の高い病気です。
症状としては“吐きたいのに吐けない”・“大量のよだれ”・“落ち着きがなくウロウロする”・“腹部を舐める”・“お腹が腫れる”・“食べたがらない”などです。
原因は“食後すぐの運動”・“ドカ食い”・“胃でガスを発生しやすい食べ物の接種”・“ドッグフードなど胃で急激に膨らむ食事の接種”・“ストレス”・“加齢”・“遺伝”などと言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
はっきりとした原因がわかっていない為、予防方法はありませんがリスクを減らす為にも食後直ぐの運動やドカ食いなどは避けた方がいいでしょう。