ダニから愛犬を守ってあげたい!ダニを駆除する方法とは?

もし、愛犬の体にダニがいるのを見つけたら、どうすればいいでしょうか?ダニは山の中だけでなく、公園や道ばたの草むらにも潜んでいていつどこでついてしまうかわかりません。ダニの駆除についてよく知り、愛犬の体や生活環境のなかから適切にダニを取り除いてあげましょう。
ダニをどうやって駆除するの?
(1)ブラッシング
毎日の散歩や外出のあとに、帰宅したらブラッシングをしてダニがついていないかチェックする習慣をつけるといいでしょう。表面についているダニであればブラッシングで落とすことができます。目の細かいクシを使って、ダニが取れたら粘着テープに包んで死滅させます。
(2)シャンプー
ダニ取り専用の薬用シャンプーを使用します。一般的にハーブなどダニが嫌う成分が入っており、ダニがつきにくくなります。効果の持続性がないのと、頻繁に使いすぎると皮膚や被毛を痛めてしまうので注意が必要です。
(3)駆虫薬
ダニ対策として駆虫薬はかなり有効です。皮膚に滴下するタイプのフロントラインが有名ですが、ダニがついてから48時間以内に駆除する効果があります。その後、体内に吸収され1か月ほど効果が持続します。滴下タイプなので使用後はシャンプーや水遊びを避けなければならないのと、多頭飼育の場合は他の犬が舐めてしまわないように配慮するという注意点があります。
ダニを駆除するとき気をつけること
もし犬にダニがついているのを見つけたら、できるかぎり動物病院で駆除してもらうことが望ましいでしょう。とくにマダニは無理やり手で取ろうとすると、つぶれて病原菌や寄生虫がうつってしまったり、口の部分が皮膚に残って皮膚炎の原因になったりします。どうしても緊急に取らなければならない場合は、市販されているダニ取り用のピンセットなどを使用しますが、動物病院でとってもらうのが一番安全な方法です。
犬の周辺もダニ駆除が必要
犬についているダニを駆除するともに、室内に潜んでいるダニの卵を駆除することがとても重要です。卵がふ化して再び害をもたらすのを防ぐために、室内のすみずみや犬のケージなどをこまめに清掃し、犬が使用しているシーツやタオルを洗浄・消毒して衛生的に保つようにしましょう。多頭飼いの場合は、犬同士でダニをうつしてしまうことを防ぐためにも、タオルやブラシを共有することは避けたほうがよいでしょう。