【症状】尿が出ない、出にくい

尿が出ない、もしくは少ししか出ないというのは病気のサインです。泌尿器系の病気は命にかかわる場合も少なくありません。原因としては、尿管や尿道が詰まる、腎臓で尿が作られていない、膀胱に異常がある、などが考えられます。いづれにしても、尿が出ないということは老廃物や毒素を体外へ出せない状態であり、それが体中に回っていることになります。
【症状】まる一日出ていない、ぐったりしている、おう吐をともなう、元気や食欲がない
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・尿毒症
・腫瘍
→大至急病院へ!
【症状】元気で食欲もある
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・膀胱炎
→早く病院へ!
犬は通常一日に数回尿をが出ますが、もしまる一日出ない場合は何らかの異常があり大変危険な状態です。さらに、元気や食欲がない、おう吐するなどの症状をともなうときは、腎不全や尿路結石、前立腺肥大などの病気が考えられますので、すみやかに病院へ連れていく必要があります。もし、尿を採取できるようであれば持参すると診断の手がかりになるでしょう。
また、尿は出ないけれども元気があり、食欲もあるケースがあります。そのような場合でも膀胱炎などにかかっている可能性がありますので、長引かせずに病院を受診するのがいいでしょう。
泌尿器系の病気は一度かかると再発する可能性が高いといわれています。治療後も毎日の排尿の様子や食事量、水を飲む量をよく観察し、早めに異変に気づいてあげられるよう注意しましょう。