【症状】よだれが多い

愛犬のよだれがいつもより多くて気になったことはありませんか?人間と違い汗腺の少ない犬にとって、よだれは体温調節の役割も担っています。また口の中を清潔に保ったり、食べた物の消化を助けるはたらきもします。ですが、いつもよりよだれの量が多かったり、異臭があったり、血が混じっていたら、なんらかの病気のサインであることが考えられます。
目次
【症状】けいれんなど異常な症状をともなう、ものを食べようとしても飲み込めない
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・てんかん
・狂犬病
・中毒
→大至急病院へ!
【症状】よだれに血が混じっている、よだれがくさい
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・口内炎
・歯周病
・口のなかやあごのケガ、だ液腺の炎症
→早く病院へ!
【症状】よだれがとまらない、口のまわりをかく
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・口のなかや歯のあいだの異物
→早く病院へ!
【症状】少し多めだが元気や食欲がある
→様子を見ましょう
犬のよだれは健康な状態のときにも見られますが、突然量が多くなったら犬の状態を注意深く観察する必要があります。おいしそうな食べ物を見た時や、緊張や不安を感じた時、さらに乗り物酔いをした時にもよだれが多くなることがありますが、そのような状況以外でよだれに異変が見られたら、口腔内の病気、中毒、感染症などの可能性があります。
くさいよだれ、血が混じったよだれは、口内炎や歯周病、だ液腺の炎症などの病気の症状としてよくみられます。また、食道内や口のなか、歯の間などに異物があるときもよだれがとまらなくなり、口のまわりをかくなどしきりに気にするしぐさを見せます。これらの症状がみられたら、放置して悪化してしまう前に早めに受診しましょう。
よだれとともにけいれんなどの症状があらわれ場合はとくに注意が必要です。中毒やてんかん、ジステンパー感染症などの重大な病気が考えられますので、大至急病院で診察を受けるようにしましょう。