【症状】呼吸が苦しそう

犬は、運動したり興奮したときにも呼吸が荒くなります。しかし、そのような状況でないにもかかわらず呼吸が速くなるなどの異変が起きたときは要注意です。重大な病気がかくれている可能性もありますので、呼吸の異変のほかにも症状がないかよく観察しましょう。
目次
【症状】呼吸の異常に加えショック症状を起こしている、唇や舌が紫色や白くなっている、震え・よだれ・おう吐などの症状をともなう
→大至急病院へ!
【症状】呼吸が異常に速い、鼻の穴がぴくぴくしている
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・熱中症
・気胸
・気管支炎
・腫瘍
・肺炎
・肺水腫
→早く病院へ!
【症状】口を開けてぱくぱくする
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・肺水腫
・気管支炎
→早く病院へ!
【症状】腰を落としあごを上げて呼吸している、横になれない
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・肺水腫
・気胸
・心筋症
→早く病院へ!
【症状】ガーガーと大きな音がする
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・気管虚脱
→早く病院へ!
【症状】ゼイゼイと音がする
考えられる主な病気(病名をクリックすると詳細に飛べます。)
・気管支炎
・肺炎
→早く病院へ!
【症状】呼吸があらい、速い
唇や舌はピンク色
・運動をした
・興奮している
・緊張している
→様子を見ましょう
犬の呼吸は、走ったり運動したあとや、暑い時期に体温を調節する役割をしています。しかしそのような状況ではないにもかかわらず、速くて浅い呼吸をしていたり、いつもと違う苦しげな呼吸をしている場合は、重大な病気が原因である可能性があるので要注意です。
熱中症や肺水腫、心臓の病気などの場合は空気をうまく吸い込めず、口を開けてぱくぱくしたり、座り込んであごを突き出して呼吸したりします。もしこれらの症状がみられたら、一刻も早く診察を受ける必要があります。
呼吸の異常だけでなく、意識を失うなどのショック症状や、よだれやおう吐などをともなっている場合は緊急事態です。また、チアノーゼ(唇や舌が白または紫色になる状態)になった場合も同様です。これらの症状があるときには迅速な処置が必要ですので、すみやかに病院へ連れていきましょう。