観察ポイント~体をチェックするときはココを見て~

犬は自分で体調の変化を知らせることができません。飼い主が愛犬の変化にすぐに気づいてあげられるように正常な状態とチェックポイントをしっかり把握しておきましょう。
目次
愛犬の体をチェックしよう
被毛の状態や、排便のようすなど、毎日の犬の世話をしているとそこに隠れている異変のサインに気づくことも。早期発見のために気をつけなければならないポイントをご紹介します。
爪を確認
・良い状態
爪の伸び具合にもよるが、月1~2回カットする。室内犬は、伸びた爪を放置しておくと歩行の妨げになり危険なのでこまめにチェック。屋外飼育の場合は爪が自然と摩耗することもある。
・こんな時は要注意
出血がある
歩くのを嫌がる
ぎこちない歩き方をする
毛並み・皮膚を確認
・良い状態
被毛につやがある。フケや抜け毛などのトラブルが少ない。正常な皮膚の色は白色から肌色、もしくはピンク色。
・こんな時は要注意
部分脱毛がある
被毛をしきりに舐める
かゆがる
被毛から異臭がする
おしり・膣を確認
・良い状態
においが少ない。分泌物などがない。肛門を地面にこすりつけるようなしぐさをする場合は注意深く観察する必要がある。
・こんな時は要注意
頻繁に舐める
肛門を地面にこすりつけるしぐさ
膣からおりものなどの分泌物が多量に出る
このほかにも、便や尿をふだんから確認することで早めに異変に気づくことができます。便の色が一定していて、使い捨てのビニール手袋などをはめた手でつまめる硬さが正常です。軟便、下痢、粘液や血液が混じっていたり、虫がいるなどの場合は病気の可能性があることも。正常な尿は多少のアンモニア臭があり、黄色がかった透明色です。尿の色、回数や量がふだんと違う場合は注意深く見守りましょう。